kamome-1991

生きることを問い続けるすべての同志たちに捧ぐ

仮想の狂気

Jamiroquai というイギリスの音楽グループの曲で、「Virtual Insanity」という曲があります。

 

和訳すると「仮想の狂気」になります。

 

一時期日清カップヌードルのCMで使われていて、日本国内でも割りと有名な洋楽になると思います。

 

ネットでは歌詞が様々な解釈に基づいて邦訳されていますが、私は、私たちは狂気という“仮想”の中を生きているのだ」というメッセージに強く共感します。

 

これは、自我という狂気が幻想にすぎない、という赦しの基礎に相当する。

 

私たちは、狂気が実在し、それが私たちに何らかの実害を与えると信じているから狂気に対して寛容になれないのですが、

こうして、「狂気とは仮想であり実在ではないんだよ」と音楽を通して改めて言われると、わりとすんなり受け入れられるような気がします。

 

今私たちが平安であることが可能なのは、平安を乱すものが実在しないからです。

 

それが幻想であり、仮想であり、夢であり、思い込みであるからこそ、それを脇において安心することができます。

 

狂気に対して高度な解釈ができるから落ち着いた心で居ることができるのではなく、

 

狂気が本物ではないと知ることによってのみ、私たちは本当の平安を経験します。

 

みなさんは絶対的な平安の存在を疑うかもしれませんが、それは過去の私にとっても疑わしいものでした。

 

しかしそれを一瞬でも経験することさえできれば、その疑いは瞬時に消え去ります。

 

時折また疑いたくもなるでしょうが、疑うことが自分にとって不利益でしかないことも同時に気づいているものです。

 

とにかく、練習があるのみです。

 

この練習の手段として、私は「奇跡講座」をおすすめします。